仮想通貨っていったい何なの?今更だけど投資初心者や、子供にもわかるように教えて欲しい…。
怪しい、怖いイメージしかないけど将来的には仮想通貨が主流になるという話もあるし…。どうなの?
このような疑問にお答えします。
投資初心者、子どもでもわかる!仮想通貨(暗号資産)
仮想通貨…という名称がすでに怪しい感じがしますが、金融庁のホームページにも記載されているとおり暗号資産のことです。
法令上、仮想通貨は『暗号資産』と名前が変わったのですね。
では一体仮想通貨とはなんなのか?子供にも理解できるように解説していきます。
仮想通貨はお札や小銭が存在しないデジタル通貨のこと
仮想通貨は、日本円やドルのようにお札や小銭が存在しない、インターネット上にあるデジタル通貨のこと。
お札や小銭がなく、色や形もないので両替する必要もなく、遠く離れた海外の人にもインターネットで送ることができます。
仮想通貨が使えるお店で支払いに使うこともできたり、毎月家賃や仕送りなどを送金するように設定することもでき、その際の手数料も安くて便利なのです。(金額は取引所やコインの種類にもよる)
暗号資産は投資のほかに、これからの金融・経済・社会を考える上で知っておいた方が良い情報です。
仮想通貨は15,000以上も種類がある!
仮想通貨には沢山種類があり、代表的なのはビットコイン。
ビットコイン以外の仮想通貨をまとめてアルトコインといいます。
アルトコインで有名どころだとイーサリアム、リップルなど。
仮想通貨はなんと、15,000種類以上もあるのです。(2023年5月現在)
代表的な仮想通貨 ビットコインの特徴
では代表的なビットコインについて軽く触れていきます。
ビットコインは、2008年に”サトシ・ナカモト”と名乗る人物がオンラインコミュニティで発表した論文をきっかけに作られました。
(※サトシ・ナカモトが開発したわけではない。)
論文にあったブロックチェーンという、改ざん偽造防止の技術に興味を持った人たちがコード(文字や記号、数字などを組み合わせた暗号のようなもの)を作り開発していったものです。
中央管理者がいないので、開発者とビットコインの関係者が話し合って運営しています。そのため情報がオープンで信頼性が高いと言われています。
仮想通貨も毎日価格が変わっていて、その値動きはとても激しいです。
下記のビットコインの値動きですが、激しすぎるのがよくわかりますね。大暴落もあるので、投資する際は気をつけましょう。
2016年後半 1BTC(ビットコイン)=6万円台
2017年 1BTC 170万にまで上り、その後急落
2021年11月 690万円台にまで上昇
2023年5月 1BTC 380万円台
ビットコインの価値
あらかじめ発行数は2100万枚と決まっているため、2100万枚発行されたら打ち止めになります。
2141年に全てのビットコインが発行される予定。
もともと限りある発行数で、時間が経つにつれて手に入れるのが難しくなるように設計されているため鉱物資源(金など)に似ていると言われています。
ビットコインのことを通称デジタルゴールドと言われているくらいなので、沢山の人にその価値を認められているのですね。
ビットコインは日本で認められている?
法定通貨としては認められていませんが、金融庁から登録を受けた暗号資産交換業者から日本円と仮想通貨を交換することはOKとなっています。(日本円で仮想通貨を購入する)
エルサルバドルでは2021年9月からビットコインが法定通貨として認められました。
セキュリティーは大丈夫なの?
仮想通貨というものはインターネット上に存在するものなので、セキュリティー大丈夫なのか?と心配になりますよね。
様々な本や記事を読むと、ビットコインのブロックチェーンという技術がすごいことがよくわかります。
ビットコイン自体は、偽造されたりすることはほぼないと言えます。しかし取引所に登録しているIDやパスワードが他人に知られてしまうと、知らない間に送金されてしまうなどのリスクはあります。
これは仮想通貨だからではなく、銀行口座や証券口座も同じです。
また暗号資産はンターネット上のものなので、ハッキングされると被害がでてしまうことが心配されています。
以前ハッキング事件が起きてから日本の暗号資産交換業者は、厳しいルールを厳守して私たち顧客の暗号資産を守っています。
仮想通貨今後どうなる?
仮想通貨は今後どうなっていくのか?将来期待できないのなら投資はしたくありませんよね。
これは伸びるぞ!と思っていた仮想通貨が急に大暴落することはあります。これは株も同じことが言えます。
仮想通貨業界自体は、これからも技術が発達して伸びていくのはほぼ間違いないです。
現にビットコインが登場した時よりもブロックチェーン技術は上がっていますし、日本の有名企業の参入も増加しています。
仮想通貨投資がどういうものなのか知っておくことをおすすめします。
仮想通貨はどうやって手に入れる?
コインチェックビットフライヤーなどの暗号資産交換業者で口座を作る。 初めて口座を作る場合はコインチェックマネックスグループなので安心ですし、5~10分もあればスマホで手続きできてしまいます。 私も初めて仮想通貨の口座をつくったのはコインチェックでした。いきなり日本円で仮想通貨を買うことに抵抗がある場合は、楽天ウォレットで楽天ポイントを、ビットフライヤーではTポイントを暗号資産と交換することもできますよ。
他にもポイントと仮想通貨を交換できるサービスは増えてきているので、まずはポイントで試してみるのも良いですね。
⇩コチラの記事も参考にしてみてくださいね。
「仮想通貨やめとけ」と言われる理由
これは詐欺が多いのと、値動きが激しいため勉強せずに仮想通貨投資をすると失敗するからだと言われています。
株などと同様に、誰かにすすめられたから買うとか他人にお金を預けて運用してもらうのは絶対ダメです。
自分で調べて考えて、金融庁に登録されている交換所で自分で購入すること。
最悪無くなってしまっても困らないお金で投資すること。これが大切ですね。
ギャンブルに勝つ気持ちでお金をつぎ込むのは「やめとけ」ってことです。
仮想通貨を学ぶためのおすすめ本
仮想通貨関係の本は数冊読みましたが、そのなかでも一番わかりやすかったのはこれです。
読んでいてIT技術の素晴らしさにワクワクしてきます。
主にビットコインについて詳しく書いてありますが、他のコインがどうやって生まれてきたのかなどもわかります。
ところどころに、関係する記事のリンクが貼られておりそれを読んでさらに理解を深めることができますし、仮想通貨についてほぼ知識がないというあなたにぴったりの入門書ですよ。
私が読んだときはAmazonプライム会員なら無料で読むことができました!(プライムリーディング)
仮想通貨を知る上で理解すべき用語5つ
仮想通貨を知る上で、必ずと言っていいほど登場してくる用語が沢山あります。
ある程度意味をわかっていないと仮想通貨のことも理解できないので、知っておくと良い単語を紹介します。
ウォレット
ウォレット・・・取引所のウェブサイトやアプリを開くと”ウォレット”があります。
ウォレットとは仮想通貨や日本円を入れておく銀行口座みたいなもの。
①日本円を入出金する。
②コインの売り買いをする。
③コインを送る。
④コインを受け取る。
これらのことができます。
NFT(Non-Fungible Token)
=非代替性トークン(替えの効かない唯一無二の一点もののデータ単位のこと。)
情報がブロックチェーン上に書き込まれているため、コピーや不正ができない。
特定のデジタル資産(デジタルアート、動画、ゲームなど)にひも付けできるのがNFT。
取引する際に仮想通貨が必要になります。
コインチェックNFTでもNFTを購入することができます。興味があったら覗いてみてくださいね。
ブロックチェーン
ビットコインのひとつひとつの取引(□□さんから△△さんへ〇BTC送金。といったことや、□□さんが△△さんから〇BTC受け取る。というような取引のこと)を10分ごとにまとめたもの=『ブロック』
このブロックごとに承認(マイニング)される。
ブロックが蓄積されてチェーン上になることからブロックチェーンといわれています。
ブロックチェーンにはすべての取引記録が残っているので、通貨が移動した履歴を後から調べることができる。
そのため改変、偽造できない、故障しない仕組みにする技術なのです。
マイニング
送金などの取引データを承認する作業のこと。(採掘とも呼ばれたりする。)
作業に対する報酬がビットコインなどで支払われる。
※マイニングで報酬をもらっている人のことを『マイナー』といいます。
マイニング作業をする業者のことを『マイニング業者』といい、日本にもマイニング事業を行っている会社があります。
マイニング作業には、高価なマシンと膨大な電気が必要と言われています。
SDGs(Sustainable Development Goals)
SDGs・・・持続可能な開発目標
これは小学生でも知っている言葉ですが、暗号資産にも大いに関係してきます。
今後デジタル資産・デジタル通貨が当たり前の社会になると言われていますが、仮想通貨のマイニングには膨大な電力を使用するためCo2の排出量が増加し、環境破壊を引き起こす。と懸念されています。
現在上場しているマイニング企業が増加しており、暗号資産業界全体で環境保護の取り組みを行っています。
これなら仮想通貨も持続可能となりそうですね。
投資初心者、子供でもわかる仮想通貨:まとめ
仮想通貨のことを調べていくと、今後どんどん流通していくな、と感じます。
有名な投資家などの仮想通貨に対する否定的な意見もありますが、少額買ってみて仕組みを理解しておくことは大事だと思います。
ただ、まだまだ歴史が浅く法律などがきちんと整備されていない印象です。しつこいかもしれませんが、なくなっても困らない、余剰資金で仮想通貨を購入することが大切ですね。
少し余裕があれば株や投資信託などのポートフォリオにほんのちょっぴり取り入れるのも良いでしょう。
始めるときは、必ず自分で買うこと。誰かにお金を預ける というのは全て詐欺です。
子供にも、投資詐欺のことを説明できると良いですね。
私自身、仮想通貨を数種類、すこしずつ購入はしています。
仮想通貨を購入していると、世界の暗号資産のニュースが気になるので勉強にもなります。IT用語もたくさん出てくるので色々なことを知るきっかけにもなり、子どもとの会話も盛り上がったりしますよ。
これからのネット社会について行くためにも、仮想通貨について学ぶのはおすすめです